レイキとは怪しく不思議な力で病気を治したりできるようなものではありません。
自然界に元から流れているエネルギーをあなたの中に流すことによって、あなた自身が自然界の中でともに生きていることを実感し、自然な状態に戻そうとする力のことです。
人や万物が自然と備わっているこのエネルギーをうまくコントロールし、取り入れることで、本来あるべき状態を取り戻せるようになります。

　病気を治療することを手当てと言います。なぜ手当てというのでしょう？不思議ですね。
手当の本来の語源は人を手配すること（人を当てること）のようですが、触れたいと思う相手と手をつないだり、肩に触れたりすることによって、癒やし効果を生む物質であるオキシトシンの分泌が促されることが分かっています。
お医者様に手を当てていただくだけで、なんとなく安心し、なんだかちょっとよくなったような気持ちになるのもこのためと言われています。

　オキシトシンは愛情ホルモンとも呼ばれ、相手の感情と同調する作用をもたらすとされています。
ペットと触れ合ったり、好きな人とスキンシップを取ることで、この愛情ホルモンの分泌が促され、緊張がほぐれ、心が落ち着き、幸せを感じられるようになります。

　レイキは、自然界からいただいたエネルギーを施術者の手から放出させることによって、あなたの心と体の緊張をほぐし、前向きな気持ちを呼び起こさせてくれるお手伝いをします。
日々の様々なことに感謝し、些細なことにも幸せを感じ、健やかで明るい毎日を送れるようになります。

　そうは言っても、日々暮らしていると、どうしても嫌なことや心配事も起こります。でも、それはこれから先、もっと幸せを感じられるようにするための、単なるステップに過ぎないのです。
　例えば、バスや電車に乗り遅れてしまったとき、あなたならどう思いますか？怒りますか？舌打ちしますか？残念な気持ちやいらだちは当然起こるでしょうが、気は持ちようといいます。
　ここで、今の電車に乗れなかったのは、きっと次の電車に乗ると何かいいことがあるからだ、次の電車できっと素敵な出来事があると思えるかどうか、それが「感謝のこころ」なのです。
　嫌なことやつらいことがあっても、次にはきっといいことがあると前向きな気持ちでとらえ、そういう機会を与えてくれたことにさえ、感謝の気持ちを呼び起こしてくれるのがレイキの効用なのです。
　明日はきっとうまくいきますよね！